【2026年版】中小企業診断士の実務補修・実務従事メリット・デメリットと主要サービス9社を具体比較する完全解説

【2026年版】中小企業診断士の実務補修・実務従事メリット・デメリットと主要サービス9社を具体比較する完全解説

中小企業診断士として登録するためには、「実務補修」または「実務従事」により15ポイント以上の実務ポイントを取得することが必要です。
制度自体は明確ですが、近年は価格改定や民間サービスの増加により、どの方法・どの団体を選ぶべきか分かりにくくなっているのが実情です。

本記事では、2026年時点で利用者が多い主要サービスをすべて取り上げ、
実務補修と実務従事のメリット・デメリット、各社の価格・特徴、選び方の考え方を網羅的に整理します。

1. 実務補修とは何か(協会公式ルート)

日本中小企業診断士協会連合会の実務補修

日本中小企業診断士協会連合会

  • 区分:実務補修

  • 日数・ポイント

    • 8日:8ポイント

    • 15日:15ポイント

  • 価格

    • 8日:105,000円

    • 15日:209,300円

メリット

  • 登録要件としての確実性が最も高い

  • 実務未経験者でも取り組みやすい

  • 診断プロセスの基本を体系的に学べる

デメリット

  • 15ポイントで20万円超と高額

  • 日程拘束が大きい

  • 実務というより研修色が強い

2. 実務従事とは何か(民間・協会認定ルート)

実務従事は、実際の企業支援に従事することでポイントを取得する方法です。
令和3年頃から参入が増え、当初は低価格競争が目立ちましたが、2025年以降は値上げ傾向も見られます。

3. 実務従事の具体例①

中小企業戦略研究所(戦研)

中小企業戦略研究所

  • 日数・ポイント

    • 7日:7ポイント

    • 15日:15ポイント

  • 価格

    • 7日:55,000円

    • 15日:99,000円

特徴
業界最安水準のコストパフォーマンス。
「まず登録要件を満たしたい」層に非常に人気。

4. 実務従事の具体例②

アクセルパートナーズ

アクセルパートナーズ

  • ポイント:最大15

  • 価格:88,000円

特徴
新規事業・成長戦略など、コンサル実務寄りのテーマが中心。

5. 実務従事の具体例③

まなび生産性向上

まなび生産性向上

  • ポイント:10

  • 価格:99,000円

特徴
完全オンライン対応。
地方在住者・多忙層に向いています。

6. 実務従事の具体例④

診断士ドットコム

診断士ドットコム

  • ポイント:8/15/30

  • 価格:8万円前後~

特徴
短期間で大量ポイント取得が可能。
「スピード重視」向け。

7. 実務従事の具体例⑤

TAC 実務力養成塾

TAC

  • ポイント:5または8

  • 価格:70,000~110,000円

特徴
資格学校らしい体系的設計。
TACで資格合格した方向け。

8. 実務従事の具体例⑥

実践クオリティシステムズ

実践クオリティシステムズ

  • ポイント:6

  • 価格:55,000円

特徴
個人作業比重が高く、報告書作成力を鍛えたい人向け

9. 実務従事の具体例⑦

シューツリー・コンサルティング

シューツリー・コンサルティング

  • ポイント:15

  • 価格:180,000円

特徴
高価格帯だが、少人数・高密度。
実務の質を重視する方向け。

10. 実務従事の具体例⑧

清水トラストコンサルティング

清水トラストコンサルティング

  • ポイント:5~15

  • 価格:50,000~120,000円

特徴
M&A、企業価値評価など専門テーマが多い。

11. 実務従事のメリット・デメリット総括

メリット

  • 実務補修より価格を抑えやすい

  • 日程・形式の自由度が高い

  • 実践的な企業支援経験を積める

  • 人脈形成につながりやすい

デメリット

  • 内容・質にばらつきがある

  • 指導者次第で学びが大きく変わる

  • 初学者には難易度が高い場合もある

12. 最後に:壱市コンサル塾という「思想で選ぶ」実務従事

壱市コンサル塾

壱市コンサル塾

  • ポイント:最大15

  • 価格:88,000円(※セミナー受講者限定割引あり)

壱市コンサル塾は、実務ポイント取得を「目的」ではなく、
診断士としてどう生きるかを考える入口と位置づけています。

  • 理念・スタンスを事前に共有

  • 共感した方のみが参加

  • 2~5月の期間集中型

  • 合格者にとって「最初の診断士の先輩」になる設計

  • 2026年のテーマはAI活用支援

単なる報告書作成ではなく、
AIをどう使い、どう企業価値に変えるかを実務で体験します。

まとめ

中小企業診断士の実務ポイント取得は、制度的な登録要件をクリアするだけでなく、診断士としての最初のキャリア設計の意思決定でもあります。実務補修と実務従事は、価格や日数以上に、「何を学べるか」「誰と関わるか」「将来の活動領域をどのように描くか」という観点で違いが出ます。単に「安い/高い」という評価だけでなく、“経験価値”をどう設計するかが最も重要です。

協会の実務補修は、プロセスが標準化されており、実務未経験者でも診断の基本的な流れ(ヒアリング→分析→提案→報告書作成→報告会)を一通り経験できます。また、協会公式であるため登録要件としての確実性が非常に高い点も大きなメリットです。他方、高価格であり、スケジュール拘束も強いことから、コストと時間の負担は無視できません。教育目的が中心のため、自身で「専門性」「強み」を生み出していく設計には必ずしも直結しない点も理解しておくべきです。

実務従事は、協会認定・民間サービスを合わせて多様な設計が存在し、経験の質と柔軟性が大きな魅力です。ただし、内容や密度は団体ごとに大きく異なります。例えば、中小企業戦略研究所のような実務従事サービスは、かつては低価格帯として評価されていましたが、近年は値上げが進んでおり、価格だけで判断するのではなく「ポイント単価/経験価値比」で評価する視点が重要になっています。戦略研究所の実務従事は、参加者に対して実務体験の機会を提供する設計であり、「経験価値」と「価格」のバランスが評価される選択肢の一つです。

他方、民間実務従事は、アクセルパートナーズ、まなび生産性向上、診断士ドットコム、TAC 実務力養成塾、実践クオリティシステムズ、シューツリー・コンサルティング、清水トラストコンサルティングなど、多様な提供形態・価格帯・テーマが存在します。例えば、アクセルパートナーズは成長戦略寄りのテーマ、まなび生産性向上はオンライン完結型、診断士ドットコムは「短期で大量ポイント取得ができる」柔軟性、TACは体系的な構成、実践クオリティシステムズは報告書作成力の強化、シューツリーは高密度な実践体験、清水トラストは専門テーマ(M&A・企業価値評価など)を扱うなど、各社が異なる経験価値を提示しています。

そのため、実務従事を選ぶ際は単に価格だけでなく、以下の観点で選択することが重要です:

  • どの程度の実践性/実務のリアリティがあるか

  • 成果物やフィードバックの質と深度

  • 指導者やチーム(先輩診断士)の関与度

  • 自身の将来像(テーマ・専門性)の獲得に資するか

こうした視点で見ると、実務従事は「要件クリア」だけでなく、診断士としての“生き方設計”を始める場としても機能します。

その意味で、壱市コンサル塾のような実務従事は、単なるポイント取得ではなく、診断士としての価値観・方向性を共有し、実務設計とキャリア設計を結びつける仕組みです。壱市コンサル塾では、参加者が理念や考え方を理解したうえで実務に臨み、AI活用支援などの実践テーマを通じて、対応力と視座を同時に鍛える体験を提供します。このような体験は、単なるポイント消化型の実務従事とは根本的に異なる価値を持っています。

結局のところ、実務ポイント取得は「登録のための手続き」ではなく、診断士としてどのような実務力を身につけ、どのような診断士になるかを選択する最初の意思決定です。だからこそ、価格・日数だけでなく、「得られる経験」「人との出会い」「自分の将来設計との整合性」という多角的な判断軸で選ぶことが、長期的に見て最も価値の高い選択につながります。

壱市コンサル塾の代表山口より

協会の実務補修および民間の実務従事について、競合他社分析をディープリサーチしてさらにメリットとデメリットの切り口にしました。

協会は2年前より、1日1万円の価格設定から、15ポイントで20万円台へと値上げしています。
一方、令和3年頃から新規に実務従事を実施する機関が増加し、各社とも受講生獲得のため、昨年までは比較的低価格な設定を行ってきました。しかし、今年に入ってからは値上げに踏み切る機関が増えている傾向にあると感じています。

そのような中、壱市コンサル塾では表面上の価格改定は行っていません。例年どおり、セミナー受講者限定の割引価格を内々で公開しています。

なぜセミナー受講者のみが割引対象となるのかというと、セミナーでは私自身の中小企業診断士としての経験や業界の実態を共有し、私の理念や考え方に共感いただいた方にのみ、実務従事を受講してほしいという思いがあるからです。

壱市コンサル塾では、年間を通じて実務従事を実施する体制は整えておらず、これまで2月~5月頃の期間集中型で実施してきました。

合格者の方々にとっては、この実務従事の機会が、初めて出会う中小企業診断士の「先輩」になるケースも多いのではないかと思います。
どの先輩とつながるかによって、その後の診断士としての活動が大きく変わることも少なくありません。

そして、今年の目玉テーマは「AIの活用支援」です。
実務従事では、AIをどのように活用し、企業支援につなげていくのかをテーマに、各回お届けしていきたいと考えています。

壱市コンサル塾の実務従事~AI時代の資格の価値を確かめる実務の機会

山口 晋

山口 晋

認定経営革新等支援機関ID:107613000510
経済産業大臣登録 中小企業診断士(登録番号420415)

長野県上田市出身。中小企業診断士・行政書士が所属する、株式会社壱市コンサルティングの代表
不動産業界にて約18年間、不動産売買仲介やビル管理運営に従事。その後、経営コンサルタントとして独立し、株式会社壱市コンサルティングを設立。

得意な業界は、IT業界、不動産業、建設業、飲食業、サービス業全般。
事業計画策定、資金調達、補助金支援などを通じて、事業者の成長フェーズや置かれている状況に応じた支援を行ってきた。

事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、新事業進出補助金、省力投資補助金(一般型)などを中心に、補助金採択総額は15億円以上、約100件以上の支援実績を有する。

一方で、補助金支援やコンサルティングの現場において、「採択されたにもかかわらず事業が前に進まない」「実行段階で立ち止まってしまう」といったケースに数多く立ち会い、正解や制度活用だけでは経営は良くならないという問題意識を強める。

現在は、申請や実行を前提とするのではなく、進む・進まないを含めた経営判断を事前に整理することを重視した支援スタイルへと軸足を移している。
経営者が自ら判断を引き受け、納得して前に進める状態をつくることを目的としている。

また、壱市コンサル塾では、中小企業診断士2次試験対策講座の講師、
実務従事サービス、独立・副業支援などを通じて、診断士の育成や実務支援にも長年携わってきた。
現在は「正解を教える」こと以上に、自ら考え、判断できる人材を増やすことを重視している。

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