【2026年版】中小企業診断士の実務補修・実務従事を完全網羅 全国対応~価格・内容・選び方を徹底解説
中小企業診断士として登録するためには、「実務補修」または「実務従事」いずれかで15ポイント以上の実務ポイント取得が必須です。
しかし実際には、
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種類が多くて違いが分からない
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価格差が大きく、何が妥当か判断できない
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「どれを選べば失敗しないのか」が不透明
と感じる方が非常に多いのが実情です。
この記事では、全国で利用可能な実務補修・実務従事を協会系・民間系すべて含めて整理し、
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サービス内容
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価格帯
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向いている人のタイプ
まで含めて、実務ポイント取得の全体像を一気に理解できる構成で解説します。
1. 実務補修と実務従事の違い【まず結論】
実務補修とは
試験合格者向けに協会が提供する「教育型の実務体験」です。
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グループ形式
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カリキュラムが固定
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診断士登録における公式ルート
最も標準的で確実な方法ですが、費用と時間拘束は大きめです。
実務従事とは
実際の企業診断・経営支援に従事することで実務ポイントを得る方法です。
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協会認定・民間サービスが中心
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形式や内容の自由度が高い
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コスト・日程の選択肢が多い
戦略的に選べば、安く・早く・柔軟にポイント取得が可能です。
2. 協会公式の実務補修(全国共通)
日本中小企業診断士協会連合会の実務補修
日本中小企業診断士協会連合会
中小企業診断士登録における最も王道かつ確実なルートです。
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区分:実務補修
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実施地域:全国7地区(主要都市)
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日数・ポイント
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8日コース:8ポイント
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15日コース:15ポイント
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価格
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8日:105,000円
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15日:209,300円
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内容の特徴
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5~6名のチームで1社を診断
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経営者ヒアリング → 分析 → 改善提案 → 報告
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診断報告書(Word)を作成
向いている人
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実務経験ゼロで不安が強い
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「登録要件を確実に満たしたい」
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協会ルートを重視したい人
3. 都道府県診断士協会の実務従事(更新用)
各都道府県中小企業診断士協会の認定事業
(例:東京都中小企業診断士協会 など)
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区分:実務従事
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日数・ポイント:5~6日で5~6ポイント
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価格
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会員:4~6万円
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非会員:6~8万円
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特徴
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協会が企業を紹介
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実務内容は実践的
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価格は比較的安い
注意点
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募集枠が少なく倍率が高い
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タイミング依存が大きい
4. 民間団体の実務従事(全国・オンライン対応)
ここからは、実務ポイント取得の柔軟性・コスト効率を重視する人向けの民間サービスです。
中小企業戦略研究所(戦研)
中小企業戦略研究所
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区分:実務従事
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日数・ポイント
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7日:7ポイント
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15日:15ポイント
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価格
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7日:55,000円
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15日:99,000円
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最安水準かつ実績豊富で、コスト重視層に非常に人気です。
アクセルパートナーズ
アクセルパートナーズ
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区分:実務従事
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ポイント:最大15ポイント
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価格:88,000円
新規事業・成長戦略など、コンサル実務寄りの内容が特徴。
まなび生産性向上
まなび生産性向上
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区分:実務従事
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ポイント:10ポイント
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価格:99,000円
完全オンライン対応で、地方・多忙層に適した設計。
診断士ドットコム
診断士ドットコム
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区分:実務従事
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ポイント:8/15/30
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価格:8万円前後~
短期間で一気にポイントを稼ぎたい人向け。
実践クオリティシステムズ
実践クオリティシステムズ
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区分:実務従事
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ポイント:6
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価格:55,000円
個人作業比重が高く、実務スキル習得向き。
シューツリー・コンサルティング
シューツリー・コンサルティング
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区分:実務従事
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ポイント:15
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価格:180,000円
高価格だが、密度とレベルは高い。
清水トラストコンサルティング
清水トラストコンサルティング
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区分:実務従事
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ポイント:5~15
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価格:50,000~120,000円
M&Aや企業価値評価など専門テーマ特化型。
TAC 実務力養成塾
TAC
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区分:実務従事
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ポイント:5 or 8
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価格:7~11万円
資格学校らしい体系的・初学者向け設計。
5. 壱市コンサル塾
壱市コンサル塾
壱市コンサル塾
実務ポイント取得と同時に、実際のコンサル業務に近い経験を重視する実務従事です。
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区分:実務従事
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日数・ポイント
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1社あたり7~8ポイント
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最大15ポイント取得可能
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価格
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88,000円 ※セミナー受講割引有!
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内容の特徴
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事前講義(ヒアリング・提案書・補助金実務など)
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実在企業への調査・ヒアリング
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提案資料作成・報告会
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少人数(最大4名)
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夜間・土日・オンライン中心
向いている人
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将来コンサルとして活動したい
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補助金・実務案件に関わりたい
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単なる「ポイント消化」で終わらせたくない
6. タイプ別おすすめ結論
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確実性最優先
→ 協会公式の実務補修 -
コスト最優先
→ 戦研・協会認定実務従事 -
柔軟性・地方対応
→ オンライン民間実務従事 -
実務力・将来志向
→ 壱市コンサル塾・アクセル系
まとめ
中小企業診断士として登録するためには、実務補修または実務従事によって15ポイント以上の実務ポイントを取得する必要があります。しかし、その方法は一つではなく、協会公式の実務補修、都道府県協会の認定実務従事、民間団体が提供する多様な実務従事サービスなど、選択肢は年々増えています。
協会公式の実務補修は、内容や運営が標準化されており、実務経験がない合格者でも安心して参加できる点が特徴です。一方で、費用が高く、日程の拘束も大きいという側面があります。一方、協会認定や民間団体の実務従事は、価格や日程の柔軟性が高く、オンライン対応や短期間でのポイント取得が可能なサービスも多く見られます。特に民間サービスは、コスト重視、時間重視、実務スキル重視など、自身の状況や将来像に応じて戦略的に選べる点が大きな魅力です。
重要なのは、「どれが正解か」を探すことではなく、「自分にとって何を優先するのか」を明確にしたうえで選択することです。確実性を重視する場合は協会公式の実務補修、費用を抑えたい場合は民間の実務従事、将来コンサルタントとして活動したい場合は実務内容の濃いプログラムが適しています。実務ポイントの取得は単なる登録要件ではなく、その後の診断士としての活動の土台にもなりますので、価格や日数だけでなく、得られる経験の質にも目を向けて判断することが重要です。
壱市コンサル塾の代表山口より
協会の実務補修および民間の実務従事について、競合他社分析をディープリサーチしました。
協会は2年前より、1日1万円の価格設定から、15ポイントで20万円台へと値上げしています。
一方、令和3年頃から新規に実務従事を実施する機関が増加し、各社とも受講生獲得のため、昨年までは比較的低価格な設定を行ってきました。しかし、今年に入ってからは値上げに踏み切る機関が増えている傾向にあると感じています。
そのような中、壱市コンサル塾では表面上の価格改定は行っていません。例年どおり、セミナー受講者限定の割引価格を内々で公開しています。
なぜセミナー受講者のみが割引対象となるのかというと、セミナーでは私自身の中小企業診断士としての経験や業界の実態を共有し、私の理念や考え方に共感いただいた方にのみ、実務従事を受講してほしいという思いがあるからです。
壱市コンサル塾では、年間を通じて実務従事を実施する体制は整えておらず、これまで2月~5月頃の期間集中型で実施してきました。
合格者の方々にとっては、この実務従事の機会が、初めて出会う中小企業診断士の「先輩」になるケースも多いのではないかと思います。
どの先輩とつながるかによって、その後の診断士としての活動が大きく変わることも少なくありません。
そして、今年の目玉テーマは「AIの活用支援」です。
実務従事では、AIをどのように活用し、企業支援につなげていくのかをテーマに、各回お届けしていきたいと考えています。
壱市コンサル塾の実務従事~AI時代の資格の価値を確かめる実務の機会